屋根工事

屋根材料にはガルバリウム鋼板、ステンレス、アルミニウム鋼板などがあります。
金属屋根はもっとも軽量な材料で、薄くて長い板を自由な形状に加工し、緩い勾配屋根での施工も可能です。
また、曲線や円形などの複雑な形状の屋根にも適応します。
金属屋根のほかにも、スレート系屋根(コロニアル・カラーベスト)、アスファルト系屋根、洋風系屋根、樹脂系屋根等の建材メーカー品の施工も行っています。
当社では新築工事のみならず、倉庫・工場の改修工事、営繕工事、個人住宅の改修工事も行っています。

金属屋根

横葺き

葺き板の両縁を継手とし、垂木に対して直角方向に、吊子を用いて軒先から棟方向へ階段状に下地に止め付けていく工法。
横の線を活かした屋根は意匠的に優れ、美術館などの公共施設や、レジャー施設、住宅などにも幅広く採用されている。
横葺きには大から小まで多くの寸法がある為、用途・建物の規模によって選択ができる

断熱屋根

イソダッハRは鋼板と断熱材が一体化した高機能屋根パネル。
長尺・軽量で施工性に優れている。艶消しの重厚な仕上がりが外観を美しく演出する。

インシュレーション工法

上下折板の間に断熱材を敷き込み、熱エネルギーのロスを防止する省エネ工法。
既設折板の上にも葺くことが可能。

タテヒラ葺き

金属板の両端部を立上げて上部にハゼを設け、野地板にファスナーで固定した吊子を両端から挟みつけてハゼ締めする工法。
ハゼ締めの代わりにキャップを用いてジョイントするキャップタイヤなどがある。

瓦棒葺き

亜鉛鉄板などの大きな面積の金属板で屋根を葺くときに用いる工法。
緩い勾配の屋根の斜面に沿って、一定間隔(45~60cm程度)で、瓦棒と呼ばれる角棒状の心材を入れる。
雨や強風に比較的強い。

嵌合式折板

現在嵌合式折板は2種類ある。

a.キャップ式嵌合式折板

折板本体同士の接合部を嵌合できるように加工し、タイトフレームに折板を固定、その後、嵌合部の開口をキャップ材でかぶせる工法

b.ハゼ式(タイトフレーム嵌合式)折板

折板とタイトフレームを嵌合出来るように加工し、接合部に加工したハゼによって吊子を使わずに固定する。
折板の固定位置を吊子部分からタイトフレーム本体に変えた工法。
ハゼ締め工程があるが、別途キャップ材を加工取付する必要がない。

重ね式折板

折板本体をタイトフレームの剣先ボルトで貫通し、ナット、座金(特座・絞り座)及びパッキンで締め付ける工法。
もっともオーソドックスで、比較的小規模な倉庫・工場やガレージ等にしようされている。

施工事例

ハゼ式折板

折板本体の接合部分に【ハゼ】と呼ばれる加工を施し、タイトフレームと折板本体を【吊子】と呼ばれる金具で固定する工法。
最終工程として、ハゼの締め付けが必要となる。重ね式と異なり、屋根上部にボルトが突起しないことや、施工性がよい
ことから、大型物件や長尺屋根(10~20m超)に使われている。また、ハゼの形状から、丸型と角型がある。

改修・営繕

スレート屋根葺き替え・改修

古くなったスレート屋根を葺き替えまたは、上から鋼板屋根でカバーする。

営繕工事

古くなったスレート屋根を葺き替えまたは、上から鋼板屋根でカバーする。

個人住宅改修

古くなった瓦屋根を撤去して、折板屋根に葺き替えを行ったり、既存の屋根を撤去せずににカバーを行ったりします。